このレビューはネタバレを含みます
ヴィレム・デフォー演じる天才科学者ゴドゥィン・バクスター博士が蘇らせた1人の女性。
蘇ったはいいものの彼女はとある理由で精神年齢が低く、とても外に出せる状態ではなかった為、博士の監視下の元で軟禁生活を送っていた。
やがて彼女は家を出て、世界を見る事を望み始め、ついには放蕩ゴミカス弁護士と駆け落ちする事になる…
辛い映画体験になった😔
映画の大半がエマ・ストーンの濡れ場で萎えてしまった。
この演技自体は凄まじいもので、一見の価値はある。
あれほどのキャリアを持つ女優がここまでするかと圧倒された。
また美術がいいってのは同意で、魚眼レンズ?を多用した特徴的な画作りも独特な世界観を引き立てる。
しかし音楽に関しては不協和音が事あるごとに流れる為、正直言って苦痛。
映画的に意味があるものであってもやっぱり不協和音なので居心地が悪い。
これではサントラも買えない。
自殺する原因となった将軍への復讐も(それでいいのか?)と思ってしまった。
どうせファンタジーなのだから将軍の身体に山羊の知能じゃなくて山羊の体に将軍の知能のモンスターを産み出し、屈辱的に生かす展開だったら良かったな〜
技術的にもベラがゴドウィンを超えた感出るんじゃないか。
総じて、搾取される時間があまりに多くて(痛快!)ともならなかった…
自分自身のしたいように生きる!(本当にそれが伝えたい事なのかもわからないがそうだという感想も目にしたので…)というテーマをしようにも最初からまともな教育を受けないまま性の快楽を刷り込まれてしまっている訳だし、彼女はこれで自分の自由な人生を歩み始めたと言えるのか?
観客は彼女のグロテスクな境遇に感情移入して勇気づけられたのか?
もちろん無知ゆえに理解しきれない点があったと思う。
申し訳ないが自分では楽しむことができなかった。
カエルちゃんRIP🪦