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哀れなるものたちのdm10foreverのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.4
【人生は冒険だ!】

・・・って、某少年革命家のゆ〇ぼんみたいなこと言うとりますが(笑)。
・・革命家て・・・(爆)

突然ですが、地球にはかつて「アインシュタイン」と呼ばれた奇天烈な学者がおりました。
アインシュタインと言えば、こちらに向かって「ベェ👅」と舌を出している写真が有名ですが、何気なく撮られたあの写真には、あまりにも色んなことに突き抜けて真実を知ってしまった挙句、最終的に「この世の果て」に辿り着いてしまったアインシュタインが(所詮人間なんて愚かなもんだよ…)って感じで舌を出して写真に写った…なんて逸話もあるらしいですね。

哲学とは人生を豊かにする有意義で有益なものである。
しかし、同時に哲学とは人に破滅の意味を教えるものでもある。

ベラが冒険の先に探し求めた「人生」という哲学の中に救いはあったんだろうか?
余りにも純粋無垢なベラの目に映る世界とは、果たして色とりどりの豊かな幸せだったのだろうか?

とてもヘンテコなのに、テーマはとてもストレート。
とても暴力的なのに、同じくらい優しさに満ちてもいる。
アート作品っぽいな~なんて軽い気持ちで観たらヤケドする、そんな映画。

何だこの映画は?
とても一言では言い表せない。
とにもかくにも「エマ・ストーンを浴びる」ための作品。
知ってはいたけど・・・これはホントによくやったわ。

続きはネタバレにもなっちゃうので、フィルターの向こうでパリのマダムがお待ちしております。
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