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哀れなるものたちのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
もう凄すぎる‼️
最高傑作やん❤️今年ベスト1ちゃうの🤩
その世界観に圧倒されるワ・・・😘
もう、みなさんの素晴らしい感想、考察で溢れてて逆に、そっちにも感動してんねんけど🥺
今更、これ以上書く事も無いんやけどナ・・・

大人の身体に赤ちゃんの脳を持った人造人間でもある少女ベラが旅に出て芸術に出会い、本に出会い、人と出会い、セックスをし快楽に目覚めて、社会の格差や矛盾構造に気付いて、まるで真っ白なキャンバスに色が重なる様に、ドンドン吸収し自分の言葉で哲学を語るまでに成長していく🌲🌲🌲
時に世界を知る事は自分の力の限界を思い知る事にもなり大きな挫折も味合う・・・
でも、ベラは世の中の倫理観や価値観、モラルに縛られずに、あくまで自分の感性や幸せと思う事を信じて、それに従う・・・
ベラが目指すのは真の自由と解放や🗽
それはホンマに痛快でカッコエエ😘
赤ちゃんであろうと大人になってからも、その好奇心と信念に基づいた揺らぎの無い真っ直ぐな眼差しは変わらないし常に輝いてる✨
パリで娼婦になっても自分の身体は自分のモノであると自分の意思と判断で生きていく👩
そこでも船上同様に歳上の女性から教えを乞う😊
それは間違った選択かもしれないけど、ベラはそれをも人生の糧にする💐

そして母性的なもんと父性的なもんが描かれる。
ダンカンや将軍がベラや女性に向ける眼差しは愛では無く独占欲や所有欲にも支配欲やろ。
それは陳腐な嫉妬や拘束や逆恨みになる🤣
ベラの母親を死に追いやった将軍は可哀想に「メーメー」と泣くしか無いて・・・🐏

対してマックス、そして生みの母でもあるゴットウィンがベラに向ける眼差しは、最初は多分に観察者としての眼もあったけど根底にあるのはベラを信じ見守る心と愛する気持ちやろ💕
だからこそ、ベラはマックスやゴッドウィンの元に戻ってきたし、自分をも実験対象としたゴッドウィンも許したんやろ😻
そしてゴッドウィンの後を継ぐ事も決意したんや🤩

この時、ベラは、もしかしたら神になったかもしれない・・・👼
ただし、ベラはゴッドウィンを蘇生させる事も出来たけど、それはしなかった・・・
強い理想や教えは世代を超えて受け継がれていくんや💕

ベラの愛は対象が男性であるとか女性であるとかの性別を超えて・・・いや人間や動物も無く生きるもの全ての愛を獲得したかもナ❤️

「世界を救う」というベラの旅は、これからが本番やし、その行先は今まで以上の苦難が待ってるやろし自己の矛盾にも直面するかもしれん・・・
でも、ベラは、それすらも乗り越える希望と知性と感性と自分を信じる力に満ちている😻
それは今、生きづらいとか、社会の矛盾に対して力の無さを実感してる私達への大きな希望にも力にもなるんや🥳
そこに得も言われぬ強い感動を覚えたワ💗

ただ、コノ映画は、まずは全身で感じて欲しいねんな😍
全てセットで作ったという、その美術の壮大さと美しさ🥰
リスボンの街並みは華麗で円や曲線を多用した模様やデザインはアラベスク的でもあり、ダリやガウディも彷彿させるワ・・・🤩
そして黄金色に怪しく輝く海やネオン管の様な極彩色のブルーの空に眼を奪われる👀

時としてハプシコードの様な不調和音の不快と快感のギリギリを狙ったかの様な音階はクセになるし、そこからの交響曲への展開は見事やな〜🎵
あの変態ダンスも癖になるワ〜💃

ほんで、何よりエマ・ストーンの凄さや💕
前作「女王陛下のお気に入り」でも感心したけど、ベラが憑依した様な、いや、ベラがそこに存在するとしか思えない演技には脱帽するしか無わな〜🤩
ほんでアンバランスにも見える大袈裟な提灯袖やミニ丈のドレスの絶妙な着こなしが可愛らしい衣装も見るものの心を堪能さしてくれるワ😍

人それぞれ感じ方や共感するとかも違うやろし色んな見方も出来るし、それぞれの場面について語りたいし、時間と共に気づき直すとこもあると思うけど・・・
もう、とにかく全身ドップリとコノ世界を旅して浸り込んで時の経つのも忘れてしまうんが気持ちエエねんな〜🥳
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