すんごい映画。
どっかスチームパンク感のある世界観も無垢なベラの前に丸裸にされていく男たちも面白い。
その中で描かれる彼女の成長と人間的に向上するっていうぶれない目標が眩しい。
親子愛から医学と倫理、フェミニズム的視点に哲学と現実主義、資本主義の話と盛りに盛られてるけど、ベラの成長譚が主軸だからか散漫な感じは無かったな。
マッドなウィレム・デフォーがはっきり自分の父親をクソ野郎と言うシーンが印象的。
チン◯コ出しまくりのセックスシーンから脳みそ輪切りの場面まで、ヨルゴス・ランティモスは人間そのものを余すことなく描きたかったのかな?って思う。肉体的にも精神的にも。
ただやっぱそれより何よりエマ・ストーンがバケモンだって事をはっきり実感した2時間半だった。物凄い。