なんゆう

哀れなるものたちのなんゆうのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
私が好きなエマ・ストーンが、まさに体を張って演じています。でも、いやらしさではなく、自然体で表現していると感じられるところがすごい。
四本足のアヒルやら、頭が犬で胴体がニワトリやら、変な実験体が出てくるけど、人間まで脳みそを入れ替えるだけで別の人格で蘇生できるなんて、ほんとにゴッドの仕業です。
中身が幼子であったベラが、世の中の闇を知り、知性を備え、生きていく術を知っていく様もおもしろい。性の快楽だけで終わっていたら、獣と変わらないところ止まりだったということなのでしょう。
物語の後半も一捻りあって、うーん、そういう終わり方か、という感想でした。
ゴッドを演じたウィレム・デフォーは、トビー・マグワイヤ版スパイダーマンのオズボーン(グリーン・ゴブリン)を演じた俳優さんですね。怪演ぶりがとてもよかったです。
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