このレビューはネタバレを含みます
2024年11本目
ヨルゴスランティモスはかなりクセのある監督ですが、今回もクセの塊のような映画になってました。同監督の過去作、籠の中の乙女を見てからで良かった。かなり通ずるものがあるな。
エマストーン(母)が自ら命を断ったことにより、本来生まれてこなかった子どもの脳を移植し、見た目は大人頭脳は子どもな人の人生を描く作品。
女性の体に移植したため、ある女性の人生を見ていると解釈されるが、自分は女性でも男性でも決めつけず、ただ1人の人間の人生模様を見ているようだった。赤ちゃんの性別は明記されていないのもそう思った理由の一つ。
純粋な女性に対して、不純な男性が近づくのも恐ろしく思えたし、それによりバチが当たる様も楽しめた。
旅に出る前は眠りそうだったが、旅始まったくらいから面白くなって映像に引き込まれた。