もえしば

哀れなるものたちのもえしばのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
言葉で表すのがとても難しい、素晴らしい映画。
毒々しいウェスアンダーソン、過激なバービーと聞いて行ったけど、
想像の2倍全てが良かった。

世界を見たい、それを経た上でなりたい自分が自ずと浮かんでくる、私のための私で生きていく。
人生これができれば苦労しないけど、
現状の何かひとつ変えればこのベラのようになれるのでは。

発達前のベラはしたい時にしたいことをする、自分の心に従って生きていて、
それは大人が1番忘れている姿であってその姿が1番その人らしい、素敵で魅力的な姿なのだと思う。
で、これを日常に置き換えると『どうでもいいと思っている人からばかり好かれる』ということに近いのではと思った。
どうでもいい人の前では取り繕ったりしないので、図らずもその人の1番素敵な姿になるのでは?
皮肉だけど。

最後に、エマストーンに拍手。本当に拍手喝采です👏
もえしば

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