とにかく長過ぎ。
主演のエマストーンの演技は素晴らしかった、各賞で評価されるのはよくわかる。
衣装も良かった。美術も良かった。
でも、ストーリーは別に目新しさはなく、人生ゼロからスタートする無垢な人間が今の社会の問題点に無垢に疑問を持つ姿を通して私たちに現代社会の問題を投げかける…っていう、まあ、既に手垢がついてるレベルでいろんなところでやってるやつ。
だからこそ衣装や美術で独特の世界観を作って新しく見せる工夫をしなきゃならなかったんだろう。
賞狙いの映画なんだなという感じだった。
もっと面白くできるだろうに、なんだかすごくもったいない。
こういう映画が悪いとは全く思わないし、意味もあるけど、とにかく長過ぎでテンポが悪い。船とリスボンはまとめられたはず。
最近の映画は監督側の権利が強くなりすぎてるのか、またはシネコン問題なのか、通常が「ディレクターズエディション」的な冗長映画が多すぎる。「ブレードランナー」も「ニューシネマパラダイス」も「グランブルー」も、結局ディレクターズカットじゃ無い方が面白かったじゃん。
