ヨルゴス・ランティモス監督作。
スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。
ヨルゴス・ランティモス最高!
他の作品みたいに変な後味を残してくれるのかと思いきや爽快なエンタメになっていた。
こんな映画もちゃんと作れるのね。
ダークファンタジー的な19世紀の世界観。
セットはもちろんですが、衣装が大変素晴らしく、特にベラのパフスリーブ?の衣装がお似合いでした。
音楽も不穏なファンタジー感が映画にぴったりでテンションが上がる愉しさがある。
演技に関してウィレム・デフォー、マーク・ラファロはもちろん、
エマ・ストーンのやる気まんまんというか、挑戦しがいのある役を伸び伸びと演じている様子は頼もしさを感じる凄さ。
エマ・ストーン凄え!と単純に思いました。
ストーリーも主人公ベラの成長が幼い可愛さから一人の女性として真っ直ぐ成長する姿はカッコよく爽快。
特徴的なダンスもカワイイ
性に関しても奔放さから相手の観察、同性との経験と成長は止まらない。
映画を観ながら考えていた事ですが、ベラのような存在、『ザ・クリエイター創造者』のAI、『ブレードランナー』のレプリカントや『ミーガン』のような存在が空想ではなく、現実に表れた時、人類は自我のある存在として受け入れるのかなぁと。
疎外するんだろうな。
それで相手が優秀で征圧されて、猿の惑星みたくなるだろうな。
映画の世界が現実になる日も近いのか?
なんて思いました。