R-18+はオーバーな気もするが、まあまあなエログロ描写が続く。対照的なのは、絵本のようなファンタジーな世界観。ティムバートンが好きな方におすすめ(できない)
世間から隔絶され抑圧された女性・ベルが自由を取り戻していく。意外にもフェミニズムが物語の軸である。ただ、それだけではない。クライマックスにかけ、ベルが自らの尊厳を守るため、他者の尊厳を無碍にする矛盾が描かれる。そのあと"Poor Things"とデカデカでてきて終幕。彼女自身もまた"Poor Things"であったのである。
ティムバートン的なファンシーな描写(違う)が苦手なので、イマイチハマらなかったが、人気の理由もうかがえる良作である。