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哀れなるものたちのRのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.3
ロンドン、リスボン、アレクサンドリア、パリ...と実在する都市を回っていくのに、
どれもディズニー映画のように不思議な世界観だった。
宗教画みたいで、とっても絵になる映画。

快・不快でしか物事を考えられず、年齢不相応な行動に走る女性が、徐々に世界のことを知っていく話だったが、
エマストーンがこの役を受けたことがまず凄いなと思った。
奇妙な音楽とモノクロの映像が相まって、めちゃくちゃ不気味に見えた。

女性の自己決定権をテーマにしつつも、不気味さとグロテスクさがあり、軽く笑える小ネタが多いため、全く説教くさくない。
"Delighted"のくだりと、本のくだり面白かった。
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