ずっと異様だった。前情報なしに見に行ったけど、不思議な映画だな、という感想ばかり頭に浮かぶ。
前提として、ファンタジー、というか若干グロテスクで純粋、かつ残酷な舞台設定だったので、そこに乗せられていく成長？物語は、どこか愚直に振り切れていて、そのヘンテコな組み合わせが不思議だったのかな、と思う。それとも、あの家族の認識が世間とずれている、それでもそれを貫き通すようなところに、愚直すぎて眩しい気持ちになったのかな……
一方では、とある女性の幸せの追求についてを描いているようだし、また一方では、前世、今世の関係性や自立について描いているようにも見える。もっと深く考えたい気持ちにさせる映画だなと思った。
ハウス・ジャック・ビルドを見たあとと同じ、なんとも言えない気持ちになった。
