大人のためのゴシックファンタジー
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女として、人間としての
アイデンティティ確立のロードムービー。
個人的には観れてよかった！
けど、観る人を選ぶ映画なので
間違っても、
付き合って早々のカップルとかで、
観に行ってはいけない。
エログロ際どい描写アリだけども、
全然いやらしくない。
大人の身体に幼児の頭脳。
というフランケンシュタインの女版。
設定とか色々、度肝を抜かれる内容なのだけど。
衣装やセットがとにかく秀逸！
監督の美的センスが伺える。
そして主人公ベラがなんとも美しい。
そうそう、昔から女の生き方には、
いくつも落とし穴みたいなの
（うっかりDV男やストーカーまがいの男との遭遇とか、古い因習の性器切除とかね）
がボコボコ開いていて、
それに落ちなかったのはたまたま、
生まれた国とか時代が、
よかったからでもあるのだと
実感させられる。
そんな映画です。
貧しいのは、哀れなのは、
性欲に振り回され、生身の身体を持て余し、
金に翻弄される私たちの姿なのね。
