うりた

哀れなるものたちのうりたのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
日本社会に身を置いていると基本的には小学校、中学校…と進学し、卒業後は就職して、自分の意志に関わらずなんとなーく世界は広がっていく。
しかし改めて「世界を知ること」を1から考えると、それはつまりこういうことなんだと親切に教えてくれる映画。
演出はかなりクセが強いが、ストーリーはかなりわかりやすい。そして美しい。

最後の方に「男は女が娼婦になるとなぜ怒るのか?」というようなセリフがあったが本当にそう。
ベラが本を読んで知識を身に着けたときもダンカンは気に食わなそうだったが、そういうのもよくある話で。
鶏犬が庭を歩いていようが、空がきれいなピンク色だろうが、映画内で起きていることはファンタジーでもなんでもない。

エマ・ストーンもマーク・ラファロも真っ先に他の代表作を頭に思い浮かべるけど、それとは全くの別人。
ウィレム・デフォー出てる映画に間違いなし。

衣装コロコロ変わるけど一体何着作ったんだろう…
ショートパンツ、動きやすそうでいいな。
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