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哀れなるものたちのmiyuのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5
Human/Rights/Creation/Practical/Passion/Ambitionという単語がなんか浮かんだ。2024年に23歳としてこれを見られてよかった。すごい映画だと思う。色彩の感じ?というか、ビジュアル的にもとても好き。
すごく真っ当にエンパワメントされた感じがある。でもそれも、これまでみたいななんか、女性・ガールズ、みたいなものを、ではなく、知性ある人間というものを淡々と分析し、鼓舞していくような。そして可能性を示唆してくれるような。

成長の様子が、とても自然だった。私達はきっとこういうふうに、気付けば”子”ではなくなって自分の知を持っていた。そのときに生まれるいろんな齟齬が、日々を過ごしているうちに麻痺してわからないものになってしまった。自然だけど凝集されているからこそわかりやすいベラの変化を通して、それを客観視することができた。

もっと、自分の源に近いところから出てくる信号を大切にしていいんだ。人を変えることはできないが、それは行動を控える理由にもならない。臆せず。冒険と探求だ。
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