このレビューはネタバレを含みます
全て観終わったあと、序盤の方がスリリングで面白かったなと感じてしまい、どこかやるせない気持ちになりました。
物語が終盤に向かうにつれて、知識や経験を重ねたベラの行動に根拠が伴うようになり、閉塞的になっていくように感じました。外の世界を見たベラが辿り着くのは、結局ロンドンの家で、しかもゴッドと同じ支配者の道を辿るという皮肉さ。
所有物としてではなく人として見てくれてたのはマックスだけだったよね。疑問だったのは、マックスとの結婚直前に乱入してきた元夫になぜ着いて行ったのかな?
色んな人がいて、色んな価値観があって、それを受け入れたいと思う自分がいるはずなのに、オチで少し引いてしまう自分がいました。
あまり希望や解放を感じるハッピーエンドでないのが、この作品の面白いところなのかも。