おかちゃん

哀れなるものたちのおかちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

しかし、最近の女優さんは潔いね。
二昔前なら脱ぐの脱がないので、物凄く話題になったけど、そんな処はとっくに飛び越していとも簡単に◯◯してしまうんだ…😲そこだけ観ればスゲーBitchな映画。

前半部は、想定内の「道徳」或は「社会生活」の適応力が人間成長に於いてどう影響するか?を問うような内容になっている。そして更に言えば、例えば若いハンサムな黒人から、本能に忠実に行動するだけでなく、現実問題から自己防衛する事も重要だと諭される件。

主人公ベラが環境に適応していくにつれ、徐々にセックス↔️生をどう捉えどう考えるか?によって鑑賞者の評価・見方が変わってくるだろう。

見方と言えば、ベラが己れで会得した処の「貧者救済」が、お金無くては成し得ないと理解すると、せっせと性風俗でお金を稼ぐ処は、日本のキャバクラ辺りで「お金貯めて、Neil店持つのが夢なんだ…」と呟くのと思考は同じなのでは。そう、それが自己愛や利己的欲求にもとずくものなら、この主題と大差は無いだろう。そして、その先の問題が、この作品では語られてないようにも想えた。もしそうなら(利己欲求なら)、お金持ちが貧乏人にお金を分け与えるのは美徳(寄付という名で)理屈と何ら変わらない。本来の救済は、自己奉仕によって救済するのが本筋ではないか?(まーそこで、ベラは嫌な奴とも相手するわけだが…)
利己的欲求で貧者救済が肯定されるなら、今の「自由主義」の問題(つまり、資本家が巧く金儲けして、貧乏人にお金を分配する云々)を、どう説明するのか?

閑話休題。
最終部で、元旦那が現れ絶対的恐怖の元で支配しようとする件は、私は「核による防衛」問題と比較しながら観ていた。これも、消化不良だった。

何れにせよ、女性は体はればお金稼げるから、有利だよな~。
やはり、女性には敵わないよね~。
(エンドロールの女性器のビジュアルには、人類が翻弄されてきた事が否応無く頷かされる😰)
あー、最近はボーイズ・ラブを売りにする店もあるのかな?でも、この歳じゃムリなんですよ‼️😜