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哀れなるものたちのKaZuiのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

💬エマ・ストーンが主演を務める現代のおとぎ話。エマ・ストーンの文字通り体を張った演技には脱帽。“私の身体も魂も私のもの”というテーマを極端すぎるほどの表現で描いており、その主張も分かるのだが、その極端な生き様を全員が通してしまうと人間社会で生きていくことは出来ないだろうと思った。博士の豪邸や娼婦の館など、狭いコミュニティで生きていく分には自分勝手に生きていいと思うが、現実世界に当てはめるのは非常に難しい。だからこそ、最後は奇怪な面々が庭に大集結して終わったのかもしれないけれど。哀れなのは、自分の意志を全て通して生きられない我々か、はたまた、自分の意志を通した結果、人間社会とは隔絶された彼らなのか。

初鑑賞:2024年1月27日
鑑賞方法:映画館(イオンシネマ釧路)
2024年19本目。
1月19本目。

🗣感想としてはA24作品を観たときに近くて、面白いし凄いとも思ったけど刺さりはしなかったです。
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