SS

哀れなるものたちのSSのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.6
ベラが知性を獲得して号泣するまでの流れは、アルジャーノンに花束ををちょっと思い出した。
正直うまく掴みきれた自信はあんまりないのだけど、誰の手中にも収まらないベラは、観ていて本当にかっこよかったし憧れる。
私には、視覚的にもメッセージ的にも情報量が多くて、あの目まぐるしさの中で本質を掴みしきれない〜ってなったから、映画より本の方が合ってるのかも、とちょっと自信をなくしたりもした。

2時間半のベラの成長だけで、ラストは非常に胸が熱くなったので、きっとあんな娘に育ったことを知ったら、身投げした産みのお母さんも嬉しいだろうな。


投げ捨てられても投げ捨てられても手渡される本
歌う女性に目を奪われる姿
女性が選ぶのを提案する斬新さ
辺りとても好きだった。

自分のことも人のこともImprovableって思い続けたいね。
SS

SS