ラピュタん

哀れなるものたちのラピュタんのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
至る所にあるれる遊び心と真剣さ
数奇な
女性の半生を描いたファンタジー

サイケなゴシック調でありながら、奇妙に美しい作品

デフォーは神の勝利という名前のフランケン博士ですね

圧倒的な存在感でしたし
あのゲップは俊逸でした  パチン

     🟡

主人公はさまざまな問題に直面しては、それらに前向きに取り組んで解決&経験していくのですが、そのあっけらかんとした清々しさが本作を貫いていました✨

主人公がアレキサンドリアで目にしたのは、当時の社会の闇の部分
これまで見ることも考えたこともなかったのに…

では何故アレキサンドリアだったのかしら?

当時はヨーロッパからエジプトへの玄関になっていたよう
で、エジプトが財政的に破綻すると、従属的な交易を強いられるようになっていく
イギリスをはじめ、地中海沿岸諸国からさまざまな人種が集まっていましたが、輸出の9割はイギリスとフランスという状況が19世紀のアレキサンドリアにはあったのです
なので、アレキサンドリアでなくてはいけなかったのでしょう
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