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哀れなるものたちのkazuoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
なるほど、凄い映画だ😅
亡くなった女性に彼女が宿していた胎児の脳を移植して再生した見た目は大人、頭脳は子供なベラの成長譚🎵

序盤はヨルゴス・ランティモス監督の出世作「籠の中の乙女」的な外に出してもらえない籠の中のベラで進行するけど、以降はそれの三歩先を行くような、ってか名作文学「アルジャーノンに花束を」も凌駕してる⁉︎物語に展開🎵
そしてフェミニズムが否定がちな自由意志による売春が経験値としてベラの成長を大きく促しているところが、ニーチェ的な課題の克服っぽくて面白い😆
ニーチェ読んだことないし、言っててよくわからんが💦
またランティモスには珍しく、直球な愛情を感じさせるキャラのゴッドがいるのは今までの作品より深みを与えていると思う。過去作だいたいシニカルで嫌〜なまま完結してたからね😓
ランティモス監督が次のステップ踏んだかなーって印象の秀作でした🎵
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