哀れなるものたちのhydrangeaのレビュー・感想・評価

1度目は美術と衣装の豪華さに圧倒されて終わったが、2度目の今回は余裕をもって堪能できた。
確かにストーリーはやや駆け足感があるけれど、ベラの成長が加速していく様子は爽快だ。
その一方で、親に人体実験されまくりというゴッドの生育歴にも凄まじいものがあって。彼がベラに寄せる愛情が切ない。
にしても、ベラのダンス、胃液製造装置、口から出る球体、合体動物、馬の首だけ馬車、手書きのカルテや手紙など、ビジュアルの良さには中毒性がある。