粗

哀れなるものたちの粗のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めは話すことも出来ないトイレで用を足すこともできない彼女が
知識を蓄え、考える力を養い、成長していく中で知る幸せと苦悩は
まさに人類の歴史そのものだった。
人類は繁栄のためたくさんの子孫を残す本能のもと営みを続けていたが、今や反出生主義、自死の自由などの様々な考え方が広がりつつある。
昔の人には到底理解できないんだろうなぁ。昔と言ってもおばあちゃんとか団塊世代とか身近にいるけど相容れない人たちのことやっぱりどこかで頭硬いって思っちゃう。そういう環境でそういう教えで育ってきた人たちは自分を疑うことすら難しいのだと思うと尚更不幸に思えて
知らない方が、考えない方が幸せだなんて思わないから、私も人類も彼女同様知見を得る道を選んできたのだろうな。
粗