哀れなるものたちのざまんごーのネタバレレビュー・内容・結末

関根さんから絶対私が好きそうだとオススメされて観た！
いや、予想を上回って面白かったわ。そしてお気に入り映画に入った。
エマストーン凄すぎる。

最初本能しかなかったベラが、どんどん大人になって啓蒙されていって、セックスだけが良かった男じゃ飽き足らなくなり快楽だけじゃ無く知識や思想を深めていく。

人間の成長を早送りで見せられてるかのようだった。フェミニズムも想起させる題材だったし、ベラを取り囲む様々なタイプの男性も人生の縮図だなと思った。

個人的にも、ベラの成長は自分が辿ってきた道と重なるところもある。（あんなではないけどもw）鳥かごを飛び出して、大学に入って思想とか冒険心とか、色んな事を試して一つづつ学びを得ていく過程とか。世界が広がってきて、自分の置かれてる立場を知って、貧困を知ったりそれをどうする事もできない無力感に打ちのめされたり、やり方間違えて破滅したり、世界を見たい、なんでもやってみたい、時には危険なことすらもやってみないとわからないというマインドも。

ベラの本当に迷いのない目もすごく魅力的。こういう女性にやっぱり憧れる。
マックスと是非幸せになって欲しい。
最後のシーンはなんか狂気みを感じたけど、それも含めて清涼感。

今までそんなにサイエンスサスペンスものを好んで見ていなかったけど、こういう映画好きだ、という事も自分自身への新たな発見。