みみみ

哀れなるものたちのみみみのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

一生分のエマストーンの裸を見た気がする…
背景がすごくオシャレ
ウマなのに蒸気機関車みたいな乗り物とか服装とか
途中に流れる閑話休題的な時のゆったり時間が流れてるところも好き

大人の体に赤子の脳を移植すると欲求に忠実になる上に体は成熟してるからやることが極端に増える
トイレなんて覚えてないからしたい時にどこでもするし外の世界への探究心はめっちゃある。

そりゃ快楽を覚えればハマりますよね、善悪も倫理もまだほとんどないままだし

外の世界は色鮮やかでいろんなものがあるから途端に色がついたのかな
造形も未来的?と古典的が融合してておしゃれ
船の中では食べたいものを好きなだけ食べるしおしゃべりは忖度とか空気を読むとかしないから場を乱す
ダンスは自由で周りを惹きつける…惹きつけすぎて大乱闘だけど気にしない

おばあちゃま素敵すぎた、、、直球な質問にも品よく、端的に返答して
この人と出会ったから主人公が成長した気がする
付き添いの友人も純粋さに嫉妬して汚そうとしたけどできなくて、主人公への憧れが強かったのかなと思う。大人になって清濁合わせ飲む必要があったからこそ純粋なものに惹かれたのかな
善悪を本の知識で身につけたからこそ
その後お金を騙し取る…というか善意に見せかけて騙すシーンが1番見てて辛かった
本人が気づいてないのが救いだけど、無垢な人が騙されるのが本当にしんどい


娼館の婆さんも純粋な気持ちを利用してるのが気に食わなかったけど無知なものには世間は厳しいんだろうな
あの全身黒い刺青はなんなんだ、あと噛んでくるのは何故なの!?若い子のエキスでも吸ってるのか?
娼館に行ってから本当に急速に成長した気がする。父親がやっていたような会に参加したり臭い人間にも正直に言わずに言われた通りやったり、そのあとは始める前の話とか匂いに関して対策したりしてたのがすごい。
むしろ教える役に回ったりとかもあったし。娼館でいろんな人間をみて学んだのかな。
父が危篤になり帰った時にはもうすでにかなり体と脳が合致してた。
なんだろう学ぶ順番が違ったからか倫理観ってのは微妙に違ったように育った気がする。元夫に対しての仕打ちとか

元夫はカスだったからまぁ良いけども
メイドが可哀想すぎたし、妻に対してやろうとしてたことが常軌を逸してる。
最後出てきて、そうきたか!って笑った

婚約者もなかなか可哀想だけど惚れた弱みみたいな感じで、受け入れてて笑う。
手紙来て父親にあの人たちやってるんですかね?とか聞いて落ち込んでるのもだいぶ狂ってる
NTR属性でもあるのかな
でも帰ってきてちゃんと主人公に向き合ってる姿を見て幸せになってくれーと思った。

第二の主人公的存在の女性を子供のように可愛がって欲しい。


自称イケオジは結局自分がうざいと思っていた束縛男になってるのが滑稽だった。
そりゃ自由奔放な美人とか惹かれるわな
金をなくされて、プライドを傷つけられ、自分が欲しているものを金で他人に買わせて…頭おかしくなって悪魔扱いするのは自分を守ろうとして相手を悪様にいう自己中心的な自称イケオジって感じ


胃液が必要だとわかったのはいいけどあの奇妙な機械と謎のシャボン玉はなんなんだ
みみみ

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