Sayoooo

哀れなるものたちのSayooooのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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2回は観るだろうと思ったから記録つけなかったけど、2回目も最高。

物語、衣装、美術、音響すべてが最高に好き。
原作とはやや違う点もあるけど、よりベラにフォーカスしているのでそれはそれで良いと思ったので脚本の冥利。
原作を理解したうえでアレンジされたラストに向かう勢いが特に印象的。

歩いて回るのに30分かかるというセットや、映るかわからなかったうえにモノクロになったけど作り込んだ衣装も、すばらしい。

フェミニズム作品に定義されてるけど、もっと人間全体の話なんじゃないかなと思う点も多かった。
とくに船パートでのマーサやハリー・アストレーのシーンなんかは原作の長いパートをぎゅっと凝縮してた。

パンフレットは読み応えがあったなかでも、娼館の主人のスワトニーのタトゥー100パターンくらい書いてた話がとてもパンチあったな。
いいチームだなぁ。
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