ひゃく

哀れなるものたちのひゃくのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
どの場面も背景美術や各キャラクターの衣装が素敵で, ずっと芸術作品を眺めているような気分になりつつ, 起きていることや描写はグロテスクでギャップが激しく不思議な気分に. 途中モノクロからカラーに移り変わるのは, 新生児が色を認識するまでに数ヶ月を要することを暗喩しているのだろうかと思ったり.

(性)愛, 自由意思, 貧困, 暴力, 命など, 本来なら説教くさくなってしまいそうなテーマを, 無邪気なこどもが正論を言っているという設定で見せることで観客がそう感じづらいつくりになっているのかなと.
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