フランケンシュタインが作ったフランケンシュタイン2号の話。
ストーリーラインは成人女性版ピノキオ的な冒険を経て人間になる物語。
衣装、美術、音楽がドンピシャ好み。
ミシェル・ゴンドリーとかヤン・シュバンクマイエル好きにははまりそうな、手芸的なシュルレアリズムが感じられる世界観。
真の哀れなるものとは、ジェンダー、体裁、常識など、意識無意識に関わらず自分自身に呪いをかけている人間のことだろう。
一見、ハッピーエンドだが、本当にそうなのか。
結局、ベラ自身がモンスターと罵った、ゴッドウィン・バクスターと同じ道を辿ることになるのだ。
映画では原作のラストシーンがカットされているらしいので読んでみようと思う。
