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哀れなるものたちの青のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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幼子のすきときらいの二極の感情から "冒険"をするたび もっともっと感情が増えていって 複雑になっていって これぞ人間だなァとおもわせる 欲は人間を良くも悪くも変えていく 叡智は自分を誰かを守るための武器になる

キッパーが生理的に無理なの 記憶ではなく身体が覚えているのもまたおもしろい 記憶と身体は結びついている

ハリーの歪んだ嫉妬を冷静にみつめて 頬に触れるベラ ひとつも責めない ぞくぞくした

雪の中 無一文 これは実験よってセリフ めちゃくちゃ科学者の娘感出ててよかった

女のたくましさは そうならざるを得なかった切なさが表裏一体なの やはりくるしいんだよな だからこそどこまでも素直なベラの築いた自由が輝いて見えるんだよな
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