やっとこの映画を見れた。界隈では高評価だったのでどんなものなのかなと思っていたら、なんだこのカオスな映画は。
前半の色がない時や色が出てきた後の背景のタッチというかなんといえばいいかわからないけどこの世界観は嫌いではない。最近の映画はリアリティを求めすぎてこういった世界観から離れているなと感じた。映画は作品であり体験でもあるのであり得ないことでもできるようになる。久しぶりの体験になったので見に行ってよかった。
この映画は社会的一般常識とは何かや世の中を何も知らない彼女がいろんな人と関わっていくことで新たな発見をしていく映画だと思っている。ある意味倫理観がぶっ飛んでいるのでその部分の面白みはある。人は成長していくのだなと感じたし「体験」することで学んでいく。広い世界に出て新たな発見をしたい。自分は成長しているのだろうか。学んでいるのだろうか。自問自答させてくれる映画である。
最後のシーンは思わず笑ってしまった。彼女自身もやりたい道を見つけていい家になっているのではないかなと。
2024年23本目
