ラーメン食べたい

哀れなるものたちのラーメン食べたいのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.8
評価が難しい

ファンタジー要素のある作品は、苦手意識を抱くことが多いんだけどこれはわりといけたかな

好き嫌いが分かれるんだろうな、ってことは承知の上で結構好きだったかも

リアリティには欠けるけれどワクワクするような色彩感、広角レンズのような撮影手法、ピンボケした背景、一風変わったエンドロール

どれも引き込まれる感じ

それからベラがどんどん成長していって発する言葉、表現する感情が好き

どうしようもない貧富の差を目の当たりにして何かをしてあげたくて、それも空回って(時にはそれにすら気が付かない)、結局自分は高いところにいて恵まれた環境に居座って、そんな時のどうしようもないやりきれなさであったり

世界に出て色々なことを学んで、自立できるようになって帰ったベラの慈悲的な行動であったり

動物的だったベラが知性や経験を蓄えることで理性的、より人間的になっていく過程

そこが良かったかなぁ

それからマックスね、キャラクター的にすごく愛おしくて惹かれたのと、役者的にはマークラファロがとても良かった笑

エマストーンも当たり前に美しくてやっぱりいい女優さんだと思ったけど、想像以上に過激でした、

R18なの納得です