同監督作品「籠の中の乙女」が不完全燃焼で、予算もキャスティング力も獲得した今、全てを出し尽くしたのではないかと思うくらい、テーマは似ており、さらに洗練されていた。
原作はまた全然違うと知って、なおのことそう思った。
狭い世界しか知らない人間が外を知ってしまったら?
「ロブスター」なども含め、監督は同じようなテーマが好きなのであろう。
とにかく役者さんたちの演技力に拍手。
エマ・ストーン素晴らしかった。
かなり見応えがあったが、個人的にはラストがちょっと納得いかなかった。
友人が「あのラストですらも、哀れなるものたちなのではないか?」と言っていて、少し納得できた。