ビリーピルグリム

哀れなるものたちのビリーピルグリムのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

女性として人として、とても心強かった。
ベラはちっとも自分のことを哀れんではいないし、何にも縛られず自由でかっこいい。
自分がいかに色んなことで雁字搦めになっていたか実感する。ベラは解放のロールモデル。

両親の人格が見え隠れするのが面白い。突然良心が痛んで涙するベラに対してそこまで驚かなかった。あ、きっとお母さんはこういう人だったのかな、、と腑に落ちる。残虐な父親の人格でさえ、ベラは大胆さ勇敢さというかたちで良い方に引き継いで昇華してる感じ良いなあ。スターウォーズだとルークは父親を知って嘆いてた、その葛藤はもちろん普通だけど別にすっ飛ばしても良いんだぜって教えてくれている気がする。境遇で自分を規定する必要はないんだ。そういうところがとても爽やかだった。