コノテマテロウ

哀れなるものたちのコノテマテロウのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

やりたいことはとことんやる!
やりたくないことはやらない!  

ベラがとにかく自由で
美味しそうに食べるし踊りたければ踊る
見ている側はそれを見てめちゃくちゃ元気になると思う
 
犬ガチョウぬいぐるみ化待ってます

カジノで大勝したダンカンのお金を躊躇せず貧困な貧しい人へ渡すベラ
これは大人なら躊躇しちゃう
子供だからできるんだよ

死んだ妊婦の胎児の脳を妊婦の頭に移植し甦らせる道徳と倫理観に外れた設定が堪らなくて好き
外を知らなかったベラが見た初めての世界はシュールレアリズムやキュビズムに近い
子供が見た世界の印象そのまんまだから
独創性があって全てが芸術的

女は美しければ良い知恵は必要ない
男に歯向かうなといった反フェミニズム
をゴリゴリに否定する社会主義ポリコレ物語

知恵を習得していくごとにダンカンが思い描いていたベラと離れていって焦っていくのがもう最高にダサくてウケる笑
まっすぐに自分の心の真実に従って行動しているベラに巻き込まれていく男達

ベラの母親もそれが嫌で自殺した

ラストの将軍の末路はもう
皮肉ありまくりでしょ笑