がらがら

哀れなるものたちのがらがらのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

見応え抜群。

衝撃の連続…?
あらすじ全く知らずにエマストーンが出てるのとアカデミー賞取ったからってだけで見に行ったら度肝抜かれた感じでした。

世界観の不気味さとか、現実が風刺されてるのかもしれないけどどこか地に足ついてない感じの空気感というか。

もうとにかく全然映画を見てない人間にとっては女優さんってめちゃくちゃ体を張らなきゃいけないんだなって改めて感じた笑

映画のポスターからも想像は出来たけどやっぱり服だったりの美術のデザインは凝ってて自分の好みだった。青が主に使われてた気するけどそこにどんな意味があったのか…
空が毎度人工的な色になっていてそれも気になった。

そしてエマストーンの子供時代から冒険を経て帰ってきた時の立ち振る舞い!演技!こんなに徐々にあっという間に(?)気付かぬうちに成長の過程を同じ体で見せてくれるってやっぱりすごすぎる。特に歩き方、話し方。
目元が印象的な女優さんだからこそ、目元がうつると綺麗だな〜っていうのと何考えてるんだろっていう不思議な感じになって魅了されてた。

でも話的にはある意味どんどん進んで飽きさせないけれど意外と複雑じゃなかった印象。ベラのお母さんの記憶も体のどこかに残っていてその部分と何か繋がったり衝突が出てタイトルにもある哀れな状態になっていくのかな…?って途中思ったけどそんなことはなかった。ある意味後味悪くなかったけど、そうなのか〜と。

でももう1人目の実験台?になっていた女の子の成長がベラより遅かったのは脳と身体がもしかしたら親子関係になかったから相性がちょい悪かった(?)みたいなこともあるのかな。色々謎。

あとベラの母が自殺した背景はメンヘラ旦那のせいっていうのもそれだけなのかな?って思ってしまった、、それだけなのかな?
青のドレスもなんか意味あったのかな?旦那の家は赤っぽかった。

とにかく男の人が悉くベラを束縛しようとする。だからpoor?

人体実験、人を人として扱っていないからpoor peopleじゃなくてpoor things?

本当にもう一回見る気力はないけど色んな描写があって盛り沢山で見応え抜群でした。
がらがら

がらがら