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哀れなるものたちのteriyakiのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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胎児の脳を移植された女性が徐々に性の目覚めとともに自我を確立していく話。この監督の世界観だからどんな話になるんだと思っていたが、女性の自立がベースにある比較的まともで皮肉的な映画だった。
衣装、装飾が美しくて観ていて楽しかった。

主人公は突飛な思想で快楽を単純に追い求める姿から、彼女の芯は変わらないまま徐々に聡明さを身につけ、分別ある振る舞いへと変わっていく。
彼女が結婚式を蹴って元夫の元へ行った時は、博士たちが悲しむのが分かっていてなんで、とショックだったけど、彼女にとって知りたいという欲求のほうが強かったんだろうな。
マークラファロがクズな色男で、本当に多いベッドシーンはだんだん笑えてくる。
ウィレムデフォーの博士役はハマり役。
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