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哀れなるものたちのyutaのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
『女王陛下のお気に入り』(2018年)のヨルゴス・ランティモス監督が、エマ・ストーンさんと再びタッグを組んだ作品。本作は、第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、エマさんは第96回アカデミー賞主演女優賞受賞を受賞されました。

ある晩、橋から身投げした若い女性ベラ(エマ・ストーンさん)は、天才外科医のゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォーさん)に助け出され、奇跡的に命を取り留め、その後ゴッドウィンの自宅に匿われた生活を送っていた。
ある日、ゴッドウィン宅を訪問した弁護士ダンカン・ウェダバーン(マーク・ラファロさん)がベラを気に入ってしまい、ベラを誘惑しポルトガルのリスボンへ連れ旅に出るのであった・・・。

最初は、ゴッドウィン医師の庇護の元生活していたベラだったが、旅行に出たのをきっかけに、自我が芽生え、急速に色々なことを学び、立派な女性に成長していく過程が面白かったですね。そして、設定も突飛だったし、どこか禁断な世界を覗いてしまった様なとても不思議な作品でした。
そして、現実なのか非現実なのか混乱しそうな風景や世界観、これは唯一無二でした。ただし、エロ・グロなシーンがちょっと多めです・・・。

僕は、ベラを常に温かく見守っていた医学生のマックス・マッキャンドルス(ラミー・ユセフさん)が好きなキャラクターでした。
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