描写は全て極上の美術館だった。
画面全部に見惚れた。
馬車風の車。
犬鶏。
タイトルバックからキルティング。
ベラの服もキルティング。
徐々にシフォンになっていく様は、まるでベラに纏わりつくしがらみや常識から彼女が解き放たれていくようだった。
空とダンスシーンが特に好きだった。
そして、ストーリー。
全部は聞き取れなかったけれど、あちこちにpoor、poor。
精神的にも肉体的にも、女性は男性の従属物ではないというメッセージ。
大脳新皮質と旧皮質は共存している。
どちらかだけに支配はされない、これは男女をも描いている。
最後、宦官であるバクスターへの愛。
性に惑わされることのない、心からの愛情を知る。
ストーリー上R18表現が必要だったが、人生これからの女子中高生にもぜひ観て欲しい映画だったな。
パパ活なんてバカバカしいって思うと思うよ。
知は力なり。
