このレビューはネタバレを含みます
配信で観ました。
字幕版です。
魅力的なところもありましたが、好きな作品ではないです。
①ヨルゴス・ランティモス監督の作品について
いくつか観たことがあります。
『籠の中の乙女』
『ロブスター』
『聖なる鹿殺し』
『女王陛下のお気に入り』
どの作品も好きです。
一番好みだったのは『ロブスター』です。
②本作の良かったところ
・映像
空や建物。
時折ファンタジックでした。
絵画の中で登場人物たちが動いているように感じることがありました。
・ベラの変化
無垢な存在から性欲に目覚める。
そして、知性を身につける。
話し方や顔つきの変化が印象的でした。
最終的には出自やヴィクトリアの過去と向き合っていました。
頼もしかったです。
③本作で気になったところ
・性描写
同監督の他の作品でも性描写はありましたが、今回は特に多かった印象です。
作品の根幹と関わる部分ではあるものの、やや単調に感じました。
いろいろなパターンはありましたが、胸焼けしました。
・将軍のラスト
モヤモヤしました。
手術で無理やり支配下に置くのは、将軍がしてきたことと本質的に変わらないと思ったからです。
そういう皮肉なのかなと思いましたが、逞しく成長したベラの着地点としては飲み込めなかったです。
④まとめ
乗りきれませんでしたが、好きなところもあります。
観て良かったです🙇♂️