きりか

哀れなるものたちのきりかのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
スクリーンで見たかったけど見逃しちゃった作品、、D+ありがとう!!!!

主題は全く違うけど、主人公から見える世界の移り変わり方から「アルジャーノンに花束を」を連想した

まさかの白黒ガビガビ画質スタートに面くらったけど、あれは赤ちゃんから見えてる世界ってことなのかな?
ものを知る、成長するごとに世界が色づいていっていると解釈しました

貪欲に知識を得て進化するベラの傍ら、抱いた女の数だのなんだのにあぐらかいて停滞するダンカンの情けないこと!
「バカな女が好き」なのを隠そうともせず、知識を得る機会を奪う姿にドン引き

設定はぶっ飛んでるしずっと夢みたいな風景の世界が続くけど、でもなんだかすべてが現実で、正しいと感じた
ヴィクトリアとして抑圧され、きっと「良識」に縛られ身投げを選ぶほどの苦しみだった世界が、ベラとして枠をとっぱらい自由を得たら「生きていてよかった」になるのが印象的
世界の見え方は自分の考えひとつでこんなにも変わるんだな、、

エマ・ストーンの演技が本当に凄すぎる

性の喜びを知りやがっ(略
きりか

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