爆睡

哀れなるものたちの爆睡のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

良いとは聞いていたけれど良すぎた。
フェミニズム動画。強めだけど強制していない。
R18に耐性がない人はしんどいかも。

原作はアラスターグレイ。

配信だとエンドロール途中で切れちゃうかも知れないけど、これは是非最後までしっかり見てほしい。

1930年代のビクトリア朝デザインが映える設定。
産業革命の様子が窺えるややスチームパンクな街なみ。
そして音楽。奇妙で歪。美しくどこか惹かれるメロディーはJerkin Fendrix作曲。

ヨルゴスランティモス流、フランケンシュタインの怪物のように感じた。
ロボトミー、電気療法とかを想起させる演出も面白いし時代に合っている

原作読んでさらに詳しく知りたい。

1人の女性の成長記録。
好奇心、探究心、冒険心を原動力に成長した女性の物語。

当たり前も当然もないからこそ、ベラの前で起きるあらゆる歪んだ事実を受け入れて理解できる、普通に賢い……。
そして彼女は一人の女性として、世界からの抑圧や女性卑下などに立ち向かう。彼女は自身の力で社会的地位を確立させる。


あとこの映画、瞳の映し方がすごく美しい。
ゴッド(ウィレムデフォー)がマッキャンドレス(ラミーユセフ)にベラの真実を語る時の影の使い方と、瞳に映る光の多さがすごく印象的だった。


なんか言いたいことたくさんあるけど、頭でまとまらない。


ベラのあの足元ズボンなのもすごくいいし肩のボリュームある服装も素敵すぎる。

相変わらず話のまとめ方が上手いし「だよね〜」ってなる。好き。

これ配給ディズニーなのすごいよな
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