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哀れなるものたちのAtoZのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.9
推しのエマ・ストーンとマーク・ラファロとウィレム・デフォーさんが出てて気にはなってたんだが結局劇場では見なかったやつを配信で見た。

エロ&グロ耐性のない人には1ミリも勧められないやつ。笑

そもそもアーティスティックな作品は苦手であくまで映画は娯楽として楽しみたい勢なので
アートの雰囲気により劇場では見なかったんだが、
意外に楽しめたので自分でもびっくり。
テーマが良かったのかもしれん。

主人公の純粋さゆえに世界のあり方や人生への対し方みたいなのを
俯瞰的にというか、先入観を置いておいて新しい視点から考えられる感じ。
生老病死に触れて彼女の世界に対する扉が開いていく感じが非常にシッダールタ的だなと思ったのだが監督は意識してのことなのだろうか?

純粋な視点からの世界の見え方と
これまでの経験や先入観にまみれた自分の視点からの世界の見え方、
考えさせられるし発見もありで非常に興味深い時間でした。

めちゃくちゃセックスするしおっぱいもチンチンもめっちゃ出るので
そういうのダメな人は見ない方がいい。笑
でもそういうものに対してさえ「恥ずかしい」ともなんとも思わない無垢な主人公の視点を疑似体験できるのはもう、なんだろうか、
赤ちゃん視点でゼロから世界を見れる機会を得られるという意味でよい経験になる映画でした。
奇妙で新鮮な感覚。
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