あちぴろ

哀れなるものたちのあちぴろのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.6
世界観のクセよ😅

早くもディプラで観れる。ありがたやー

エマ・ストーンのおっぱい出まくりで眼福じゃーと思って観てたら、出過ぎてしまって慣れてしまう謎🤣
あの「ララランド」のエマ・ストーンのおっぱいに慣れてしまうなんて!!
おっぱいがおっぱいに見えなくなって来てる自分にある意味驚く。笑


物語は、身籠ったまま投身自殺をしたヴィクトリアを救い、お腹の赤ちゃんの脳を本人に移植し、ベラ・バクスター(エマ・ストーン)として生まれ変わらせた外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)。
医学生のマックス(ラミー・ユセフ)にベラの記録係を頼むゴッド。
外の世界を知らない「カラダは大人、心と脳は子供」のベラが外の世界に興味を抱く。そんな折、ベラに恋をしたマックスと婚約することになるが、ベラに興味を持った遊び人の弁護士ダンカン・ヴェダバーン(マーク・ラファロ)と駆け落ちをすることに。
様々な世界を渡り、自我とセックスに目覚めたベラは大人になってゆくが…


ゴッドの手にかかった生き物たちが奇妙すぎる。
頭がアヒル🦢で身体が🐕とかもうぐちゃぐちゃ。
なんせゴッドの顔ですら「刃牙」の花山薫か?フランケンか?くらいのつぎはぎだらけだし。

閉じ込められていたモノクロの世界から、新しい発見にカラフルな世界へと移り変わる様、どんどん吸収していくベラの表情など、わかりやすい描写。
ベラの性への目覚め、元夫とのやり取り、ラストに至るまでベラの成長が手に取るようにわかる。反して、老いていくゴッド。
ゴッドのそばにずっといて新しい実験対象のフェリシティ(マーガレット・クアリー)の世話もするマックス。心にはベラへの想いを抱えながらずっとそばにいた彼がラストにゴッドに抱きつくあたりは少しジーンとする。
映像に関しては素晴らしい。
特に船のシーンで見える背景は息を呑むほどのコントラスト。夕景だけでもその世界に引き込まれる。ベラの衣装も独特すぎる。

しかしだ。
なんてマットサイエンティスト!!
そのゴッドの意思や技術を最も簡単に?将軍に施すベラは天才すぎる。


というかだねぇ。この映画の言いたいことはなんだったんですか?
理解に苦しむなぁ。
コメディなんだろうけど、それにしてはセリフの重さが随所にあるし。

まぁ、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞するのは当然かな。
カラーよりはモノクロの時のほうが綺麗には見えたし、パリ🇫🇷からロンドン🇬🇧に戻ったあたりは一番美しかった。
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