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哀れなるものたちのssのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い映画を観た。
自分の中に取り込み消化は出来たものの、
アウトプットとして言葉に出来ない感情がゴッドみたいに、口から泡のよう🫧にしか出てこなくて、レビューを書くのに大層手こずる。

もう諦めて箇条書き。

🗣️もう勝手に許すとか許さないとか何なの?
うるさいなーと思ってたら、まさかのヤギ!(笑)
今まで自分の人生も併せて感じていたモヤモヤも一斉に吹き飛ばされたような感覚だった。
この爽快感と意外性は過去一かもしれない。

🗣️マーク・ラファロが嫌で嫌で、
みるみる哀れになっていって、最後は滑稽すぎて本当に最高な役者だなぁ。

🗣️自分の意思で性を対価に金銭を得たことを、何で勝手に「許容してやる」にしてんだ?
許しを求めてないが??
根底に自分の所有物という意識があるから"やったことを許してやる"という言動が出る。
そういう人間関係に反吐が出る。
そう考えると私は「○○して"あげる"」という言葉を使うことを意識的に避けてることに気付く。
圧倒的に施してやろう。という気持ちが漏れてしまってるような気持ちになるから。
実際に飼っている犬に「○○して"あげる"」という言葉をめちゃくちゃ言っている。ほら、やっぱりそうなんだよ。「○○しておくよ〜」でも充分に伝わるもの。

🗣️テレビにもネットにも『真実』なんてない。
真実って自分の都合の良いものだよなぁと思ってたら、船の上で出会ったハリーもそんなようなことを言っていてて、こじらせ系に映るよな…とちょっと可笑しかった。
でも自分の目で見て感じたことを信じたいし、色々なことを鵜呑みにするような人間にはなりたくないとどこかで思ってる。
そうやって穿った目で何かを見つめ続けるんだろうな、私。
ハリーも完全なるマジカルニグロとして描かれていて、これは多分意図してやっていることなんだろうけど、こうやってぐるぐる考えるのが楽しい。
マーサも叡智を与えてくれるきっかけになるゴッドマザーですごく好きな2人だった。なんか泣けてくるほどこの船上でのシーンは好き。

🗣️オスカーでジミー・キンメルが性描写が多いのを揶揄したのは低俗すぎてまだムッとしている。

🗣️女性として生きる自由さと不自由さを一気に冷や水としてぶっかけられたみたいで、心臓バクバクした。

🗣️無意識に2日連続でエマ・ストーンの映画観てた。

2024/2/3
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