0越

哀れなるものたちの0越のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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筋はシンプルというか定番なのだが、画面の華やかさでぐいぐい観られる。
フランケンシュタインを思い起こさせるレトロなリズムと魚眼を使った現代的な揺さぶりの掛け合いが気持ちいい。美術は言わずもがな眼福!
テキパキと小気味よく進む展開、エマストーンの魅力も素晴らしい。

何か特別に真新しい価値観などが提示されているとは思わないが(そもそも新しい価値観なんてものが提示されることなんてほとんど無いから、わざわざそう感じるということは、自分にとっては何か物足りなかったのだと思う)、途中妙に泣けてしまった。

オチはちょっと拍子抜けしたかも。好みと違った。
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