【それっぽいけど…それっぽいだけでは?】
Filmarksさんのオンライン試写会で一足先に視聴。ありがてぇありがてぇ…
が、映画は面白くねぇ😭
78分という比較的短い尺で濃密な物語が展開されるのかと思っていたがずっとつまらなかった。
1/3終わったけど中身がないぞ…
1/2終わったけど中身がないぞ…
全部終わっちまったけど中身がなかったぞ…
これが鑑賞中の俺の心の声そのもの。
テーマについては後述するとして、まず音量バランスおかしいのなんとかならなかったのか?
登場人物みんなボソボソ喋るから音量上げた途端に爆音BGMが流れるというのが何回かあってとてつもなくストレスだった。
あと「センスあるでしょ?」感の溢れ出る描写が鼻につく。
・謎の宇宙空間での車移動
・急にSFする謎の部屋
・謎の開花
・聞き耳を立てる耳が作り物のような謎の少年
等々
後々効いてくる伏線なのかと思わせといて何もない。それがわかってないのは自分たちの教養がないからなのかなとか思わされるけど、伝わってなかったら意味ないと思う。
肝心のテーマは、前半から中盤はインフルエンサーの影響力とディープフェイクの脅威、中盤から後半は行き過ぎた監視社会なのかな?
まず、ミトヤマネのカリスマ性も感じられないまま進むから興味ないインフルエンサーの密着見てる気分になってつまらない。
特に理由もなく人気なものに乗っかり虚無な偶像崇拝をする大衆の愚かさを表現しているのかもしれないけど一般人の行動が意味不明すぎる。逃走中かよ。
しかも、SNS、インフルエンサー、ディープフェイクと昨今取りあげられがちなものを描いている割に、ミトヤマネのチャンネル登録者数250万人しかいないし(せめて云千万とかのいてくれよ)、ディープフェイクもひと時代前の出来だし、それらが台登し始めたかのような描写だけで警鐘鳴らされても説得力はない。
もっと星新一ばりにこれから起こり得るものを描いてくれたら良かったのに。
ラストシーンも考察のやりがいがありそうだけどなんだかなぁという感じ…
一応自分なりの考えはコメント欄に書いておくけど…
総じて、メッセージ性の強い作品にしたいのかセンスを見せつけたい作品なのかよくわからない。骨粗鬆症なストーリーの骨組みにカラテカ矢部ばりのうっすい意味深描写肉付けされてもつまらないだけだと思う。
映画館で2000円払ってこれみてたらブチ切れてたと思う。そんな作品。
ただ玉城ティナはかわいい。まじで。