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ボーン・スプレマシーのFRANCISのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.0
潜伏中のインドで殺された恋人、最早安全な場所など無いと悟った男は巨大な陰謀へ。

前作の逃亡とロマンスのプロットは一転して、テーマは燃え上がるような激しい復讐と巨大な陰謀、過去の贖罪に。

その場その場でどんな物でも利用する応用可能なアクションの進化系、盗聴を防ぐ電話の早切りとシリーズを代表するボーン像は本作で確立。

フランスとスイスだけで展開された前作から、インド→ドイツ→ロシアと世界を股にかける壮大なスケールにグレードアップ。

前作で脆さと繊細さを残したマット・デイモンも、本作を通じ大スターの貫禄を纏う。

前作のメガホンを撮ったダグ・リーマンはスタジオとの対立の末、降板し製作総指揮のポジションに収まる。後任にマット・デイモンが呼び込んだのは『ブラディ・サンデー』の初タッグに続いて、シリーズを牽引する盟友ポール・グリーングラス監督作。
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