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ボーン・スプレマシーの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.5
前作「ボーン・アイデンティティー」の続きになりますので、前作を観ているとより楽しめると思います。

インドで人目を避けるように生活していたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)とマリーだったが、謎の暗殺者が現れ、襲われる。CIAの仕業だと考えたボーンは、CIAの動きを調査し始める。一方、CIAのパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)はベルリンである事件の調査を行っていたが、何者かに襲撃され、調査は失敗し、調査メンバーが亡くなってしまう。現場に残された指紋がボーンと一致したことから、パメラは襲撃犯がボーンだと考え彼を追った。

前作同様、記憶喪失に苦しみながら身体に染み付いたスパイの能力で修羅場を切り抜けていくボーンのアクションは健在で、観ていて飽きない。断片的に残る記憶を再生しようともがくボーンの苦しみが非常に伝わってきて、それがストーリーに悲壮感や必死さを加えていて、観ていてボーンに感情移入してしまう。
本作で登場したパメラ・ランディというキャラクターがボーンを追いながらも客観性や事実を見失わない冷静さで、とても魅力的でした。彼女の存在が陰謀だらけのストーリーに清涼感を与えていたように思います。
後半のボーンと暗殺者の車でのチェイスはとてもハラハラして面白かった。
非常に面白い作品でした。大満足です。
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