つくし

ボーン・スプレマシーのつくしのネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

一作目より断然こっち方が好き。パッと見弱そうな、普通の青年が実はものすごく強くて(この映画以前のアクション映画の主役=筋肉ムキムキの男が大半だった。まあマトリックスとかあったけど)、勘が鋭くて、とっさの状況判断に優れ……っていうギャップがあって、主役の行動を追っかけてるだけで楽しい、それが一作目。で、二作目の『ボーン・スプレマシー』はどうすんの?一作目で話終わってるし。結論からいうともう全然違う映画。ジェイソン・ボーンが強いのは皆分かっている前提で話はどんどん進む。しかし、主役が何を考えて行動してるのかは不明瞭なまま。緊張感溢れる格闘シーン、パワーアップしたカーチェイス(賛否両論?)に満足しながらも、でもまだ喉に魚の骨が引っ掛かった感覚、そしてそれを見図ったようなタイミングで、ラストの少女へ懺悔。愛を失った戦闘マシーン、マット・デイモンの表情。完璧。
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