このレビューはネタバレを含みます
ニーノとジャンニが美しすぎる…。
最初からジャンニに対する周りの反応が感じ悪すぎて、なんかもう既にお察し状態から始まるんだけど…時代だなぁ。(今もまだまだ偏見は残ってるけど)ニーノは本当に無垢でそういう世界とか知らなさそうなんだけど、どこからだろ…なんか自然に友情を超えた感情に進むんだよね。ジャンニはよっしゃ~って気持ちだったと思うし2人を応援したくなったけど、母親のあの判断は全否定できないなというのが素直な感想。いい人だからこそ、傷つけたくないからこそ、一緒にいられないってなんて拷問なの。まぁそこを乗り越えた先にあのラストが待ってるわけなんだけど…はぁぁぁ。
恋愛とは無縁の自分からすると、性別関係なしに「人を好きになる」ってことは偉大なことだと思うんだよな。人生においてこんなに辛くて楽しくて目まぐるしいことってないと思う。自分を半分、いや8割9割あげれる人がいるってヤバない!?すごいことなんだよ、ほんとに!!!
ラストがスピーディーすぎるというか、まじであっちゅう間にドスンって落とされて終わっちゃうんだけど…実際の事件を元にしてるってことで納得。事件を少し調べてみたけど正確には犯人は分かってないとの事でしたが、兎狩りシーンの繋がりを見る限りだと作中でやったのはトトかなぁって感じの印象を受けました。ジャンニに対するジェラシーシーンを多く入れたのはここの印象を強くするためかなとも思ってしまったので🙌🏻
時が経って今は2024年になったけど、この2人が幸せに過ごせる世界にはまだなっていない気がするな。秘密にしてたら100年続くかもしれないけど、秘密にしたくなくない??大勢の前でも堂々と好きな人と歩いたり笑いあったりしたくない????そういう時代、早く来るといいな。